屋根からの雨漏りが起こる原因と言うのは主に2つあります。1つは「経年劣化」、1つは「低質工事」です。

それとは別で「以前雨漏り修理をしたのに雨漏りが止まっていない!」というパターンもあります。
どのような屋根に雨漏りは起きてしまうのか、下記を参考にしていただければと思います。

経年変化

土葺き工法の土の減少(瓦屋根)

屋根土の減少

瓦屋根の中でも土葺き工法の場合、瓦の下には屋根土という土があります。この土は雨が降ると雨水を吸ってくれて、晴れの日に乾いて、というのを繰り返していますが、年月が経ってくると土が砂のようにサラサラになり、少しずつ流れていってしまいます。屋根土が減少すると雨水が吸いきれなくなり、屋根裏や室内に雨水が侵入してしまいます。

防水シートの破れ

防水シートの破れ

杉皮が敷いてある一部のお家を除き、屋根材の下に防水シート(ルーフィング)が敷かれています。防水シートも年数の経過とともに劣化していき、ふとした瞬間に破れたりしてしまいます。防水シートが破れていると屋根材の裏に入ってしまった水の一部が屋根裏へ侵入してしまいます。

屋根材の劣化

屋根材の劣化

瓦なら凍害などによる欠けやずれ、カラーベストなら凍害によるひび割れ、金属屋根なら錆び・穴あきといった形で経年劣化が目に見えるようになってきます。これらの隙間や穴から雨水が侵入してしまいます。

低質工事

1度しか塗らない屋根塗装

塗装

「○○円で屋根を塗装できますよ!」とやけに安い金額を業者の方に言われたことはありませんか?一概には言えませんが、1回塗りの工事かもしれません。
基本屋根は下塗り、中塗り、上塗りの3回に分けて塗っていきます。なのでそれなりの材料費や人件費がかかってくるので、どれだけ平米数が少なくても数万円で塗ることはほぼ不可能です。
1回塗りでも工事完了時はもちろん綺麗に仕上がっていますが、数か月、数年後にペリペリとめくれあがってきたりします。
「金額だけで見たら安い」と思ってしまうかもしれませんが、「何年保ってのこの値段」なのかを意識してください。

棟板金の脳天打ち

棟板金の脳天打ち

カラーベスト屋根では棟という屋根の頂点部分に棟板金というものが設置されています。この棟板金は釘やコーキングなどで固定するのですが、屋根の知識がない業者が施工してしまうと釘を真上から打つ「脳天打ち」によるトラブルを引き起こす可能性があります。屋根の頂点部分ですのでお施主様が確認することも難しく、雨漏りが起きて初めて手抜き工事に気付く、というパターンが多いです。

脳天打ちをしてしまうと釘を伝っての雨漏りの原因になってしまいます。棟板金の釘は必ず横から釘留めすることを覚えておきましょう。

雨仕舞の不備

雨仕舞の不備

屋根の専門知識がない業者に屋根修理を依頼してしまうと雨仕舞が中途半端に終わって、工事後すぐに雨漏りが起きてしまう、なんてことがあります。

例えば屋根と外壁の取り合い部分のコーキングが甘く、隙間が残っていたことで屋根内に雨水が侵入する、板金不足で隙間ができている、などといった手抜き工事はよく見かけますので注意するようにしましょう。

間違った雨漏り修理

雨漏り修理は「きちんとした調査で原因を特定する」ことと、「きちんとした施工方法」によって成立します。雨漏りの原因は目視だけでは特定できません。実際に水をかけて雨の入り口、出口を確認したりすることで正確な原因が分かるのです。例えるなら病院でレントゲンやCT検査を行わず、一目見ただけで「内臓悪いですね」と言ってくるお医者さんはいません。
目視確認のみで「原因は○○ですね」と言ってくる業者さんがいたら「原因は○○かもしれないですね」と言っていると思ってください。目視による調査はあくまで「予測」です。雨漏りが直る保証はありません。

虫眼鏡

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