今では漆喰の壁や、屋根瓦に漆喰を使用することは少なくなってきましたが、それでも住宅の屋根屋壁を守る役割に一役買っている漆喰です。
では屋根のどの部分に漆喰は使われているのでしょうか?上記の写真でいいますと【三日月】といった半円形の部分や、鬼瓦といった屋根の飾り部分の後ろ側に漆喰が使用されています。
こうした漆喰の役割は雨水の侵入防止であると共に美観の役割も果たされています。こちらの記事はあくまで漆喰を外回りに使用した場合の個人的な目線で書いていますのでご了承ください。
Contents
漆喰工事(外部)のメリット・デメリット
漆喰工事の箇所別比較表
工事内容 | 屋根漆喰工事 | 壁漆喰工事 |
良い点 | 漆喰を補修または新たに塗り直す事で、瓦内に雨水の侵入を防ぐことができる | 美観が格段に上がることに加えて、壁土もきちんと補修できる事から耐候性も上がる |
悪い点 | 漆喰を塗り直すだけでは処置できない場合があり、雨漏りがひどくなる場合がある | 作業手間がかかり、コストがかかる |
※上記の表が屋根漆喰工事、壁漆喰工事の大きなメリット・デメリットとなります。
漆喰工事の特徴
1か所からでも漆喰を塗る事ができる♪
屋根漆喰といった鬼瓦や三日月など最も漆喰が目立つ場所は、漆喰が剥がれ落ちていても同様に目立ってしまいます。鬼瓦など特に築年数が経つにつれ劣化し、漆喰が無くなっている事で棟といった部分に雨水が侵入し屋根を傷めることに繋がります。
また漆喰が落ちてきた場所(雀口といった軒先(屋根の先端))によっては漆喰を新たに塗り直さずに、ガルバリウム鋼板を使用した板金材で漆喰の代わりに施工する事も可能です。

壁漆喰の場合は特に部分補修も行える♪
純和風のお家や蔵など漆喰壁が施工されている建物は、漆喰の定期的なメンテナンスが他の外壁材と比べ長く可能です。
サイディング材やALC壁材などと壁漆喰の違いは、傷んだ箇所のみを補修する事が可能です。(壁漆喰の方が部分補修といった観点では自由がききます)
壁漆喰の下地状態によっては塗り足す事も可能になる事で全体的なコストも抑えられます。

白く美しい漆喰は美観性が格段に上がります♪
屋根漆喰の場合は、特に漆喰の汚れが溜まりやすく場所によっては黒く汚れてしまいます。
ただしあくまで汚れであって屋根漆喰の機能に問題が無ければ、漆喰の塗り直しなど補修は直ぐには必要ありませんが、それでも漆喰の美観を大切にされる方もいます。
屋根漆喰は瓦屋根限定となり、最近の屋根材に漆喰が使用される事はありませんが、とても意匠性の高い建材であります。きちんとした施工であれば屋根漆喰も綺麗に長く保たれます。

漆喰工事の料金
屋根漆喰(三日月・雀口など) | m/3,000円 |
屋根漆喰(鬼瓦・棟止まりなど) | 1か所/5,000円 |
屋根漆喰(破風板・鼻隠し) | m/6,000円 |
壁漆喰 | ㎡/6,000円 |
壁漆喰(軒天) | ㎡/6,000円 |
屋根解体工事 | m/1,500円 |
屋根ルーフィングシート(高耐久ルーフィング) | ㎡/1,000円 |
屋根下地工事 | ㎡/1,200円 |
廃材処分費 | 1式/50,000円 |
足場工事 | 1式/70,000円 |
漆喰工事を利用された事例
「台風で破損する事を懸念していた」
【津市雲出長常町 K様】
◆今回、工事を依頼されるまで、どの様な事でお悩みになられていましたか?
鬼瓦が倒れていたことで、風雨により他の鬼瓦が倒れないか。また、倒れた鬼瓦が落下することで他の瓦が割れたり、雨漏りしないか心配であった。
◆当社を選んで頂いた理由をお聞かせ下さい。応援メッセージでも嬉しいです。
タウンページで選択。
丁寧な仕事をしていただき、詳細に工事説明書を添付して頂きよくわかりました。
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